新酒の仕込み開始!~みんゆう随想11月掲載分より

福島民友新聞「みんゆう随想」11月掲載分より転載いたします。

(転載元 : 福島民友新聞「みんゆう随想」)

稲刈りが終わり、秋祭りを終えて、いよいよ新酒の仕込みが始まりました。

今年は稲刈りの時期に台風が来て、例年通りに米が入らず心配しました。

人の手配も重要です。今年は社員の副杜氏が杜氏に昇格し、新たに蔵人を募集したところ、20代の男性が来てくれることになりました。

さあ、酒造りがはじまると、大量の米を洗って、大釜で蒸し、麹を造り、酵母を合わせて酒母を造り・・・と大忙し。私もいろいろ手伝いたいですが、まだ福島県清酒アカデミーの2年生でたいして役に立ちません。

幼い頃から「造り酒屋を継ごう」と決めていた酒蔵の後継者は、東京農業大学の醸造学科などできちんと勉強し、卒業後は即戦力になっています。

一方、「楽しいことが大好き」な私は、造り酒屋の一人娘でありながら、大学卒業後はテレビ局に就職し、ニュースばかりを追いかけていました。

毎年毎年同じことを繰り返す造り酒屋に、日々新しいことばかり追いかけてきた記者の何が役立つというのでしょうか。困ったなあ。やっぱり東京農大に行けばよかったなあ・・・。

仕込み蔵の酒母室では、麹菌で甘くなった米が酵母の力でプツプツと発酵し、良い香りを漂わせ始めています。あと1カ月もすると最初に仕込んだタンクから平成29酒造年度の「初しぼり」が完成します。

一連の作業や酒が誕生する瞬間は何度見ても感動的。酒蔵見学のご希望が多いのも頷けます。でも残念ながら金水晶酒造店は観光用の蔵ではないし、案内する人員も割けない状況です。作業や米の様子を見ても、解説を聞かなければわかりにくいことも多いでしょう。あら、テレビ局出身の蔵元だからこそできることがあるかもしれない。

そこで私は、今年から「世界初?酒蔵放送局」と銘打ち酒造りの様子をフェイスブックやツイッターなどでお知らせすることにしました。動画の配信なら得意です。昔は大型中継車が必要だった生中継も今やスマホ1台でできる時代。興味がある方は「福島市唯一の蔵元金水晶酒造店」で検索してくださいませ。

パソコンやスマートフォンをお持ちでない方のために、紙面でも日本酒情報をお伝えして参ります。
日本酒は知れば知るほどおいしくなりますから。

 

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